それ故、アクアガールのスタッフとキャストだけが知っているPASSでのみ閲覧出来るようにとも考えましたが、 もしかして今回のニッキをお読みいただいてお一人でもご自分のために何かを考えたりしてもらえるかも知れないと思い直し、公開に踏み切りました
念の為に本文は追記の方に書きますが、お読みいただいてご気分を害されてしまう可能性もございますのでお読みになりたくない場合はここまででお止めくださるようお願いいたします
突然ですが、あなたにとって一番悲しいことって何ですか??
辛いことって何ですか??
悔しいことって何ですか??
信じていた人間にだまされる…う~ん、頭にきますねぇ
好きな異性に嫌われる…う~ん、悲しい、呑みましょう
仕事でライバルに差をつけられた…うんうん、悔しいでしょうね
人それぞれ琴線に触れる部分が多岐にわたるように、悔しいこと悲しいことも色々です
先日、テレビを観ていたらクレヨンしんちゃんの作者が消息不明とニュース速報が流れました
確か19日だったと思います
「あらら…どうしたんだろ、我が春日部のスターが。疲れちゃったのかなぁ」
…なーんて超有名人の失踪を一般の人と同じ気持ちで心配していました
結局、20日には荒船山で見つかった遺体が臼井氏本人の物と確認され、帰らぬ人となってしまいました
実はあまり公にしてませんが故人とは幼馴染みたいな間柄で、昔から良く知った仲でした
もともと母親同士が同じような小料理屋をすぐ目と鼻の先で営んでいたことから仲良くなり、店のお品書きの書き方などを高校生の頃に教わっていたりしていました
クレヨンしんちゃんがあれよあれよと大人気になり、本人とは縁遠くなってしまいましたが母君とはずっと近しい間柄でした
元気で活躍している間は特に連絡を取ったり、どうしているんだろうなんてちっとも思ったことはありませんでしたが、残念な知らせを聞いてもっと会っておけば良かったと今更ながら後悔しています
本当に後悔したんです
色々思い出したりして…
臼井氏については宗教的な面でマスコミから誹謗中傷の的になっている側面もあるので、あまり詳しいことを書くのは止しておきます一緒に撮った写真の一枚も残ってないし、大人になってから酒も飲んでないしなぁ…
でも後悔したって仕方ありません、スタッフにも常々言っています
「後悔はダメ、反省しろ。同じ轍を踏まぬように」
そんなことをボンヤリ思いながらタバコを買いに出掛けたコンビニエンスストアに入ろうとした瞬間、信じられない話がケータイで届きました
「●●さんが亡くなりました」
…
しばらく応えることが出来ないくらいのショックでした
●●と言うのはワタクシの親友で、春日部でBarを経営してた人間です
亡くなる数日前にも一緒に呑んでいました
生前、最後に一緒に呑んだのがワタクシです
死因は一酸化炭素中毒、自殺です
彼が悩みを抱えていたことは知っていました
でも結局彼は生きていくと言う選択をせず、ワタクシはそれを押しとどめることが出来ませんでした
生まれて初めて自分宛の遺書と言うものを手渡されました
文末の「友達になってくれてありがとう」の乱れた運筆が目に焼きついて離れません
悔しくて、腹が立って、憤って…
臼井氏の時に反省せねばと思っていたのに、ワタクシには彼とのツーショットの写真がありません
あんなに一緒にいたのに…
人に迷惑をかけちゃいけません
きっと誰しも両親にそう習ったことでしょう
でもね、迷惑をかけることより親や仲間を残して死んでしまうのはもっといけません
仕方がないけど病気や事故でもいけません
自分で命を絶つなんてもってのほかです
生きる努力をしなくてはいけないのです
仲間の一人が泣きじゃくりながら言いました
彼は今年、実の母を病気で亡くしています
「生きたい人でも死んでいくのに、自分で死ぬのはダメだ!!」
人をだましたり、ずるい事、犯罪を犯すのも愚かで悪い行為
でも一番の罪は自殺だと、ワタクシは改めて思いました
偶然ですが告別式前日、葬儀場に亡骸を確認に行きましたが同会場にて臼井氏の密葬が行われていたそうです
臼井氏の母君もいらっしゃったと思いますが、そこまで気が回らず見つけることは出来ませんでした親友の告別式前夜(密葬ゆえ、通夜は無し)、ワタクシのケータイにワイフから涙声で連絡が…
「おばあちゃんが亡くなったって…」
3連続パンチです
ワタクシと弟は両親の代わりに、母方の祖母に育てられました
とても厳しい祖母でしたが、明るく元気で、それは親のいない寂しさを感じる暇を与えないほどです
昨年、一人で祖母に会いに帰阪しました
父親の墓参りのためでもありました
彼女が暮らすグループホームです
育ててもらった住まいは解体され、もう存在しません
年老いた祖母が一人で暮らすには、同じ場所に新しく建ったマンションは適当でなかったのです
グループホームで会った彼女は残念ながらワタクシの顔を覚えていない様子です
一所懸命思い出そうとしていましたが、老人性痴呆症がかなり進行していると介護士の方に説明していただきました
もう前のように「アホンダラ!!」と叱ってもらうこともないと思うと一抹の寂しさを覚えましたが、食欲がとてもあることから“ギャル曽根”と呼ばれてると聞いて、元気で暮らしてくれればそれでいいと思っていました
享年91歳、大往生です
人の命に限りがあるのは当然だから受け入れなくてはならない…よくわかっています
でも、たった三日間で3人も近しい人間を亡くすのはちょっと複雑です
なんと言っていいのか分かりませんが、うまく受け入れられていないというのが正直なところです
しかし、誤解を受けるのを承知の上であえて申し上げると大切なのは生きている人間です
亡くなった人を偲ぶのは当たり前
だからといって仕事が手につかなかったり、生活がだらしなくなってしまっては故人にも申し訳ない
ワタクシの周りには大切な人間がまだまだ沢山います
その人たちは歯を食いしばって生きています
そんな人たちのためにも、そしてそんな人たちのおかげでワタクシはまた精一杯生きていきたいと思います
心配をしてくれた皆さん、どうもありがとう
直接「大丈夫ですか??」という言葉を掛けることさえ躊躇わせてたみたいで申し訳なかったです
もう大丈夫です
あなたたちが元気で生きていてさせくれれば平気です
また元気にやっていきましょう
写真が無いのもなぁ…と思い、帰りの浜中湖SAで食事をした際にパチリ
大人連中が鰻丼を注文する中、一人だけ『うな茶セット』を頼むセガレ14歳
キミは渋すぎます(笑)
ちなみにSAで友達に土産は買わないのかと尋ねるとまるでたしなめる様に言われました
「遊びにじゃなくお葬式に行ったんだからお土産はおかしいでしょ」
今度こそ反省します<(_ _)>