ども、Bossでございます。
今日の写真ちょっと自慢です(笑)。
実は先日自分の地元の子供達向けのイベントで提灯を作ったんです。
提灯の職人さんが先輩に居て、材料や筆や墨、絵の具など道具を一式用意してもらうだけじゃなくレクチャーもしていただいくと言う至れり尽くせりの環境の中、皆で作りました。
ホントはワタクシは作る(って言うか書くか^^)予定では無かったんですが、『提灯が余ってるよん♪』と言う神の声により急遽参戦。
我ながら“筆で提灯に文字を書く”と言う日頃の生活では絶対に有り得ない作業を初めてやった割には上出来かと。
いや、ワタクシの自画自賛なんかどーでもいいんです(笑)。
子供たちがスゴイ。
子供達用に用意された提灯には、提灯職人(??)である先輩が予めエンピツでそれぞれの子供たちの名前をアウトラインで書いておいてくれたのです。
当然我々大人達はそのアウトラインの中をぬり絵の様に絵の具で塗りつぶしていくものだと思ってたんです…。
やってくれます、子供達♪
一文字一文字色を変えるなんてーのは想定内。
一画ごとに色を変えるのも「おーなるほど」程度。
誰かが車の絵を書き始めましたよ…。
こっちは魚です。
おっと全体を青く塗って海にしちゃいました。
どうやら文字その物が邪魔なご様子で完全に塗りつぶしちゃってます(笑)。
我々は固定観念というものにとらわれすぎていて『提灯はこうでしょ??』みたいなものがあります。
文字がメインでー、何より見やすくてー、シンプルでー…なんてね。
このイベントは提灯と言う日本固有の文化を知ってもらうってーのもテーマの一つではあったけども、それよりもまず本人達に楽しんでもらわなければ意味が無い。
最初は「普通そうじゃないだろ」ってアドバイスしてた周りの大人たちも子供たちの自由奔放っぷりに触発されたのかアーティスティックな作品が続出してました。
ワタクシは三年前一つのテーマをもってAGをオープンしました。
「風俗業はこうあるべきだと固定観念にとらわれない。」
ハッキリ言ってワタクシはこの業界について詳しくありませんでした。
いや、今はまだ過去形にする必要が無いかも知れません。
それでもなんとなく業界に対するワタクシなりのイメージと言うものはありました。
誇大広告、やったもん勝ち、納税??なにそれ??、くさいものにはふた、嬢は商品…等々。
とかくあまり良いイメージは持っていませんでした。
広告代理店の営業の方との打ち合わせやスタッフの面接時に必ず言うセリフがあります。
「風俗業だからこそ一般業よりちゃんとしよう。」
どうしても信用されにくい業種であります。
でも、だからこそ自分達くらいは胸を張って堂々と仕事をしているんだと自負して欲しい。
業界の風習や雰囲気に流されないで欲しい。
業界で普通に行なわれている事をなぞらえて経営をしていたら恐らくAGはもう存在していなかったでしょう。
間違いなくワタクシのキモチが折れていた事が想像出来るからです。
「そんなやり方じゃ利益が薄すぎて風俗やってる意味ないじゃないですか。」
ある同業の人に言われた言葉です。
でも、ワタクシはワタクシのやり方でやりたい。
ワタクシのやり方でうまくいかなければ意味が無いんだ。
当初、この業界の悪い(気に入らない)部分を反面教師にやっていこうと思っていました。
それが前述のテーマの意味です。
でもそれこそが固定観念や先入観、思い込みなんだと子供たちとの提灯作りで教わった気がしました。
子供たちは周りがどんなのを作ってるのかとか、出来上がった物への評価なんて全く興味が無い。
そうだ、AGもAGらしく。ワタクシもワタクシらしく、それだけでいい。
自分たちに嘘をつかず誇りを持って楽しむことが大切なんだと。
いろんな物にまだまだ教われる事に感謝。