ハイ、かおりです。
今回 高知へ行ったイチバンの目的はおばあちゃんのお見舞い。
2年前に会いに行った時は、自力で歩いてたし お話も出来た。
いい年した孫に おこづかいをくれようともした。
2年振りにあった おばあちゃんは病院のベッドに寝たまま。
自分で飲み込むという行為が出来ないらしく、食事は天井から吊るされた液体だった。
今年の春に母が来た時は、誰がお見舞いに来てるかも分からない状態だったと聞いていたので私達の顔を見て涙をこぼす おばあちゃんを見て嬉しかった。
一所懸命お話をしてくれてるんだけど、残念な事に私達の名前を呼んでるのが辛うじて分かった程度。
それが、どんだけ辛いか。
きっと、おばあちゃんは もっともっともどかしくって辛かったに違いない。
時折顔を歪めているのは、ドコかが痛いからなのか 言いたい事が伝わらなくって悔しいのか。
それさえも分からない。
伝えたい事、きっと いっぱいあるハズなのに。
帰り際、別れを惜しんで号泣する おばあちゃんに「来年も又来るからね」って言ったら「来年はもう、おらん」って言って更に泣いた。
おばあちゃんは 自分の死が、そう遠くない事を分かっている。
聞き取れた唯一の言葉がソレだなんて、やりきれない。
動く事も出来なくて、今が何月なのか、何曜日なのかも分からない おばあちゃんには来年ってのが とても先に感じたんだろうな。
アタシは酷な事を言ったのかもしれない。
人は老いていくもの。
それは仕方ないし、覚悟も出来てる。
だからこそ。
今 アナタを愛してるって沢山伝えなきゃいけない。
そんな風に思いました。